映画を見ると特定の登場人物に感情移入してしまうのは良くあること。
その人物が複数いて、その各人が設定上対立する場合
双方の気持ちがわかるだけに、観ている側はやりきれない気持ちになります。
一言で表現するなら、そんな映画。
ケイト扮するエイプリル、ディカプリオ演じるフランクの気持ちも苦しいくらいに理解できる。

理想とは「他人に受けたい自分の評価」であって、
愛とは、最も決めつけが苦手なもの。
努力と運があれば、ある程度思い通りに行く理想と
自分の気持ちだけでは上手くいかない愛は、
イコールでもニアイコールでもなく、相反するものなのか…。
「理想」と具現化したレボリューショナリーロードで
本当の「愛」と「自分」を求める二人の物語は、この三つ巴を一緒にしたことが悲劇のはじまりに思える。
自分の描いたシナリオが、現実において、出会う人々のアドリブや、天変地異の環境変化によって、熟成されていく。
理想が現実になる喜びも知っている
でも生きていれば、望んでいない結果だけど、より良い結果になりえることだってある。
それが希望であり、生きていく楽しさではないのかな。
と人生観を問いただすような映画でした。考え出すと深い内容の作品です。
ゴールデン・グローブ賞最優秀主演女優賞をを受賞したケイト・ウィンスレットの迫真の演技は必見。いかにもはりぼて!な新興住宅地と相まって、妙なリアル感を出します。
レオナルド・ディカプリオの骨太演技も、「ワールド・オブ・ライズ」のような戦闘シーンでなく、日常を描く作品でも充分通用するんだ、と思いました。
初デートにはおすすめしませんが(笑)
男女ともに楽しめる傑作。
2009年1月24日より公開中
http://www.r-road.jp/